教育学部 児童教育学科 EDUCATION

授業

教育心理学

担当教員:山下 智也 Tomonari Yamashita

教育心理学を現場に活かす

子どもの発達の特徴や学習過程の理解はもちろんのこと、教育場面で用いられる様々な教授法を実践的に学ぶとともに、教育評価の意義やその際に気を付けるべき教育評価の歪みについて議論を深めます。また、集団心理学や性格心理学の知見も活用しながら、クラス運営や子ども理解の手法を学ぶことで、現場に活かせる教育心理学を体得します。

心理学関連の授業においては、自分の「心」が最も身近なテキストです。ペアワークやグループワークを多様に取り入れながら、アクティブな学びの場を創出することを通して、体験的な理解を深めます。その経験が、子どもの主体的な学びを促すことのできる教育者養成に繋がると信じています。

黒木 美佐さん (宮崎県立高鍋高等学校出身)

この授業では、将来教育者になるために必要な子どもの知能や障がいに関すること、様々な場面に応じた子どもへの接し方などを学びます。また講義の他、グループ内で自分の意見や調べたことを発表する機会が多く、時には先生の用意してくれた自己分析診断や心理テストを行い盛り上がることもあります。私は、この授業を通して子どもの心身の働きと行動の結びつきについて深く理解できました。そして、自分の意見を他人と共有する大切さも学ぶことができました。90分の中身は非常に充実していると実感しています。

理科

担当教員:坂倉 真衣 Mai Sakakura

身近な現象の背景にある規則性を見いだす

将来、小学校教員として理科を教える上で必要な観察、実験内容の基礎的知識、考え方を身につけます。小学校理科では、「水溶液」「磁石」「月と星」など、日常生活の中でも経験をする身近な現象を扱います。だからこそ、子どもたちは経験的に誤った概念を形成していたり、それが「当たり前」だと感じていたりもするかもしれません。しかし、「水に溶ける」という1つの現象を取り上げてみても、「砂や金属は水に溶けないのに、どうして砂糖や塩は水に溶けるのか」など不思議なことが沢山あります。この授業を通して、身近な現象に疑問を抱き、物事の背景にある法則性や規則性について考え、理解できるようになって欲しいと思います。

池田 咲希子さん (佐賀県立武雄高等学校出身)

私は理科の分野で、特に化学と物理が苦手です。理科を受講する前までは高校までの知識も十分に身についていなかったので、授業も理解できるかどうか不安でした。しかし、講義は学生の理解度に合わせて進められます。各内容は、中学・高校までの基礎的なものから始まるので、自分自身の弱点を見つけたり、授業の内容がスムーズに理解できたりします。もし理解できなかった部分があっても、授業中や授業外でも個別に指導を受けることができます。理科を受講して、より深く物事を考えられるようになりました。そして、少しずつ理科の面白さにも気づけるようになりました。

保育内容指導法 (人間関係)

担当教員:相戸 晴子 Haruko Aito

乳幼児期の人との関わりを学ぶ

人間関係の基礎となる乳幼児期の人とのかかわりについて理解し、保育者としてその育ちをどのように支えていくかを学んでいく授業です。まず、0歳、1~2歳、3歳以降という発達段階に応じた人間関係の基礎理論を学びます。そして、日々の生活場面や仲間との遊びのエピソードを通して乳幼児が体験する楽しさ、いざこざ、葛藤、仲直りを学び、保育者としてのかかわり方を考えていきます。授業の形態は、意欲的な学びや実践力の向上を目指して、ほぼすべての内容に寸劇やロールプレイ、グループワーク、プレゼンテーションなどアクティブ・ラーニングを導入しています。学生たちは、乳幼児期の人とのかかわりについて学ぶことにより、自身の人間関係構築をとらえ直す機会にもなっています。

山﨑 あこさん (日向学院高等学校出身)

子どもの頃、友だちとけんかをして落ち込んだり、一緒に遊んで楽しさや嬉しさを分かち合ったりしたことはありませんか?この授業では、子どもたちが生活の中や、遊びの中で、どのように人とかかわり、成長しているかを学びます。私はこの授業を受講して、子どもたちは人とのかかわりの中で、進んだり後退したりしながら成長していることを理解しました。そして将来、保育者として、けんかや遊びなどの過程を見守りながら、子どもの気持ちに寄り添いたいと思うようになりました。

文学

担当教員:菅 邦男 Kunio Suga

文学作品と出会う

文学は作品との出会いが大事です。読んで楽しむだけでなく、自分自身に必要な作品、作家に出会ったとき、それは精神的に人を支えるものにもなります。講義時間は限られていますので、すべての作家を取り上げることは出来ませんが、できるだけ多くの作品(俳句、短歌、詩)を扱いたいと思っています。授業では、まず文学の魅力とはどのようなところにあるのか、作品を通して考えます。次に、授業者が与えた作品を具体的に皆で読んでいきます。その後受講生が選んできた作品を各自が司会して皆で読み感想を述べ合います。講義と演習とを組み合わせた授業です。

畑中 心生さん (宮崎学園高等学校出身)

この授業では、短歌・俳句を読み、感じたことを発表したり、詩から情景を読み取ったり、自分の心情から共感できる詩を見つけ伝え合ったりします。私はこの授業を通して、吉野弘の「生命は」という、人とのつながりというのは生きていくうえで必要不可欠なものということを教えてくれる、素晴らしい作品に出会うことができました。文学の授業を通して、自分の心を落ち着かせてくれる作品、将来、子どもたちにこの詩を教えたいと思える作品にきっと出会えるはずです。

数学と生活

担当教員:渡邊 耕二 Koji Watanabe

「数学する感覚」を高める

実社会には、多くの数理現象がみられます。例えば、パラボラアンテナを使うことで衛星からの電波を受け取ることができます。「パラボラアンテナを使えば電波を受信できる」ことは、現実の現象として理解できます。しかし、「なぜパラボラアンテナは電波を受信できるのか?」を明らかにするためには、現象を数学的に捉える必要があります。このように、数学を通じて物事を理解する姿勢や数学的に考えることは、現代社会において必要なだけでなく、算数・数学を教える先生にとっても大変重要です。この授業では、「数学する感覚」を高めることを目指しています。

清藤 駿希さん (大分県立宇佐高等学校出身)

高校までで学ぶ数学とは少し違い、私たちの生活の中に存在する数学の世界を身近なもので考えることができる面白い授業です。当たり前のように使っていた「ピタゴラスの定理」の証明や自然数・整数・有理数の性質など、今まで学んだことをより深く理解することに繋がっています。私はこの授業で何度も感動をし、何気ない生活の中にある数学的な法則性について学びました。そして、今まで以上に身近な物の形や特徴などに関心を持つようになりました。数学が好きな人も、苦手な人も楽しめる授業だと思います。

英語コミュニケーションⅢ

担当教員:村端 佳子 Yoshiko Murahata

実践的な英語コミュニケーションスキルを身につける

実践的な英語コミュニケーションスキルを学びます。自然に話される英語には、弱母音、混合/消滅音、アクセントなどの多くの特徴があり、学生はそれらをリスニングやスピーキング、確認や言い換えをすることを通して習得します。平成28年には国際バーチャルエクスチェンジプロジェクト(International Virtual Exchange Project)に参加しました。これは、色々な国(日本、中国、コロンビア、台湾、タイ、アラブ首長国連邦)の学生が英語の練習をするためのウェブサイトです。履修した学生は別の国について学び、コロンビアの学生と英語を使って交流し、読み書きの実践をしました。

松山 鈴香さん (宮崎県立延岡星雲高等学校出身)

この授業では、英語コミュニケーションⅠ、Ⅱで学んできたことを基礎として、さらに大きく2つのことを学びました。1つ目は、「発音の仕方」で、どの単語を弱く、スムーズに言うのかを学びました。2つ目は、「表現の方法」で、ネイティブな英語表現について理解しました。テキストを使ったり、インターネットを使ったり、また、他国の学生とコミュニケーションをとったりするなど、様々な方法で学んでいます。途中で行うスピーキングテストも、テストというよりは会話をするというような感覚で楽しみながら英語コミュニケーション力を身につけることができるようになりました。