学長ブログ PRESIDENT'S BLOG

2019.12.23

学長ブログ㉑ 教員への第一歩

 教員採用試験にチャレンジした学生たちは、熱き戦いの一年を終え、卒論締め切りに向け、学びの集大成の時期を迎えました。

 この一年は、私たち教員も祈るような日々を過ごしました。

 真夏の照り輝く日差しの中、8月上旬に教員採用選考一次試験の結果が発表されました。本学4年生の一次試験合格率は、見事にも94%となりました。一次試験突破は、これまで教職講座に参加しながら、必死で学び続けた結果だと思います。学生の頑張りに拍手です。

 本学では一次試験終了後より、「特別講座」を実施し、一次試験の結果発表後は「教員採用選考二次試験対策講座」いわゆる特訓を実施しました。個人面接、模擬授業(4教科)、英会話、集団討論、マット運動、弾き歌いと多岐にわたる内容を、外部講師、本学教職員、宮崎学園短期大学教員などの教職経験の豊富な先生方を中心に指導を頂きました。講座の中では、涙を流しながらも頑張る学生の姿が見受けられました。植物の成長に水が不可欠であるように、流した涙は、きっと学生たちの心の成長を促してくれるものだと信じます。ここで自らの可能性に挑戦できた経験は、今後の教師生活に必ずや活かされることと思います。

 最終結果は、これまた見事、現役合格率は68.8%となりました。残念だった学生は、来年、この涙を笑顔に変えてくれることと思います。

 教職を目指されている皆さまに、9月に急逝された宮崎学園短期大学第6代学長の山下忍先生が遺された言葉を送ります。

 私は、教育は「誠実」が命だと考えています。教えられている者たちに、どれだけ誠実に向き合えるか。教えられる者たちの思い、願いを、どれだけ本気で受け止め得るか。どれだけ誠実に教材の研究をし、授業の充実に努めているか。それら全てにおいて、教育は「誠実」が命だと思っています。

宮崎学園短期大学第六代学長 山下 忍   『折々の記』その104, 2015:181