2021.04.01

学長就任にあたって

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 令和3年4月に山下恵子前学長の後任として宮崎国際大学の学長に就任致しました。本学は、山下前学長(宮崎学園理事長)の御努力により、全国大学ランキングの国際性分野において、トップ10入りと言う快挙を成し遂げました。私は、これらの実績を継承する責任を痛感しています。そのために、さらなる教育の充実を図り、海外を舞台に活躍する人材、グローバル社会を視野に地域で活躍する人材、次世代の子供たちにグルーバル感覚を涵養できる教員の養成などに邁進するつもりです。

 本学は平成6年に初代学長の大坪久泰先生によって、世界のそれぞれに異なった文化を、グローバルな視点から見つめなおすための「比較文化学」という学問を追求するための最上の環境を提供する大学として創設されました。そのため、外国人教員比率は依然として全国1位を保持しており、学内では多くの留学生との交友も盛んです。

 本学の建学の精神は「礼節・勤労」です。「礼節」の精神には、他者の立場に立って物事を考えることができる能力を含んでいます。世界で異なる文化、異なる人種、異なる暮らしを尊重し合い、認め合うダイバーシティーがグローバル社会では極めて重要と認識されています。実は、本学の建学の精神である「礼節」は、まさにこのダイバーシティーなのです。

 大学では学生のみなさんは受動的な学びから能動的な学びの姿勢に切り替えなければなりません。教員に教えられるのを待つのではなく、自ら積極的に疑問を持ち、自ら調べ、自ら解答を出す姿勢が重要になります。教職員は学生一人一人をサポートします。大学時代は、どん欲に学び、多くの知識を習得し、客観的な思考や客観的なものの見方、批判的思考や高度な推理・洞察ができる能力を身につけてください。これらの能力が優れた創造力を生み出し、社会に出て活躍できる基盤となります。特に、大学ではいろいろなことに挑戦する勇気を持ってください。挑戦を恐れなければ、失敗を恐れない人間に成長できます。

 日本の各県、各市・町・村は、世界を視野に、世界に情報発信できる力をまだ十分に備えているとは言えません。本学で学んだ学生が、その懸け橋として、世界で、国内で、あるいは県内で活躍できることを願っています。私達、宮崎国際大学の教職員は一丸となって、そのような学生を育てて行きます。

 最後に、学長として、学生への教育の質の向上とともに大学の発展に精一杯努力いたします。公的機関の皆様、産業界の皆様、後援会の皆様、そして保護者の皆様のご理解、ご支援を頂きますよう、心からお願い申し上げます。

令和3年4月1日

宮崎国際大学学長  村上 昇

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