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2022.03.22

令和3年度 第25回 卒業証書・学位記授与式を挙行しました。

令和4年3月11日(金)に、「第25回 卒業証書・学位記授与式」を挙行しました。国際教養学部76名、教育学部39名が卒業しました。

(学長式辞より一部抜粋)

宮崎国際大学の中にも小さな国際社会が存在します。北米、南米、オセアニア、アジア、ヨーロッパなど多様な国から来られた先生方スタッフや、多様な国々からの留学生が本学では混在しているからです。この大学にも、資本主義、社会主義、民主主義、共産主義などの文化や思想、価値観の相違などが混在していますが、私たちはこの小さい国際社会で、異文化を理解し、調和社会を学んでいます。

さて、そのような本学では、様々な課題解決能力を養うために批判的思考力(critical thinking)の養成に努めています。この「批判」は、非難する、攻撃することではありません。またディベートのような相手を論破することでもありません。時には間違った解釈で、「反射的、独断的判断」により、相手を傷つけることにもなりかねません。私たちの養成する批判的思考力は、言われたことを鵜呑みにするのではなく、事実を見極め、自らの思考プロセスを検証することによって判断し意思決定することです。特に、意思決定の過程で、分析に必要なデータが充分にそろっているか、信頼性の高いデータか、思考や判断のプロセスは論理的であるか、などを自ら慎重に検証するということです。

最後になりますが、本日、皆さんへお渡しする卒業証書は、皆さんを社会に出してもやっていけることを証明する証書です。ともすれば、人生での勉強は、小中高、そして大学で終わりと思われる方もいるかもしれません。大学で学んだ主体的・能動的学習法は社会で自らが勉強する方法や姿勢を教えたものであり、先の批判的思考力は、社会の中で客観的に正しく判断し決定する能力を教えたものです。これらは、社会に出ても継続しなければ意味をなしません。どのような職場でも、ぜひ勉強をつづけ、学びの精神を維持し続けてください。

学長式辞全文はコチラから(PDF)>

(理事長祝辞より一部抜粋)

グローバル社会は益々発展していくであろうと誰もが信じて疑わなかった2年前、私たちは、新型コロナウィルス感染症拡大に遭遇しました。このことにより、皆さんの大学生活は大きく変わりました。数々の困難な状況にあっても皆さんは見事に解決策を見出し、新たなる道を求め続けました。そのような努力によって今日の卒業という日を迎えられました。本当に頑張ったと思います。

これから社会に出られる皆さんに、選択場面において示唆を与えてくれる、アメリカの神学者であるラインホルド・ニーバーの言葉を贈ります。「神よ。変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを識別する知恵を与えたまえ。」

変える勇気、変えることができないものを受け入れる冷静さ、どのような結論を出すべきかを識別する知恵。これらは、これから社会に出られる皆さんに求められるものであると思います。

結びに、「見たことのない景色を見て、見たことのない自分に出会う」。いよいよ新たな世界への出発です。宮崎国際大学での学びを地球社会の発展に貢献されますことを期待します。志高く、ご自分の道をひたすらに進み、素晴らしい人生を歩んでいかれることを心から願いまして理事長祝辞とします。

理事長祝辞全文はコチラから(PDF)>

各学部の代表1名に卒業証書・学位記を授与しました。

続いて、在学生代表が送辞、卒業生代表が答辞を述べました。

(送辞より一部抜粋)

先輩方と宮崎国際大学で過ごしてきた時間も終わりが近づこうとしています。私は先輩方と過ごす日常がとても大好きで、今日という日が近づくにつれ、胸が締め付けられるような思いになっていました。先輩方との出会いがかけがえのない素晴らしいものだったからこそ、別れが一層名残惜しくはなりますが、立ち止まってはいられません。目の前の新しい環境を、今よりも素晴らしいものにするために、先輩方が築いてこられた宮崎国際大学の伝統は私たちが守り、引き継ぎ、そして創造していきます。見守っていてください。

 先輩方はこれから一歩ずつ、胸に抱く思いや目標に向かって、一人一人の道を切り開いていかれることと思います。そこで、私から先輩方へ送らせていただきたい言葉があります。その言葉とは、「スットゴレ」という言葉です。これは、私の地元、鹿児島県の奄美大島で使われる方言です。「なにくそ、負けてたまるか」という意味を持つこの言葉は、奄美の精神文化であり、教育の神髄にもなっています。日々、目まぐるしく変化していく世の中で、これまで経験したことのない程の困難や高い壁に直面し、時には逃げ出したくなることもあるかと思います。そのような時、この「スットゴレ」、「なにくそ、負けてたまるか」と自分に負けない強い心で、苦しみや困難を乗り越えていただけたらと思います。そして、これまで培った経験や大切な友人、家族、恩師との出会いが、先輩方の心の支えとなり、光を与え、道を照らしてくれるものと信じております。私は、宮崎国際大学でこのような素敵な、大切な先輩方に出逢えたことに心から感謝しております。

(答辞より一部抜粋)

卒業する皆さんは大学に入学した日のことを覚えているでしょうか?私は宮崎国際大学に入学して、ここなら何か、自分を変えることができるのではないかと、漠然とした期待を膨らませていました。

高校生の時、私は好きだと思えることが見つからず、物事に消極的でした。それは、勇気を出して挑戦したり、何かに向き合って没頭したりすることが怖くて避けていたのかもしれません。しかし、私は宮崎国際大学に入学して、変わることができました。先輩方の夢や挑戦したいことを耳にして、心からワクワクしました。また、もがきながらも自分に負けず頑張っている仲間をみたら、自然に頑張りたいと思えるようになりました。真面目に私の話を聞いてくれる友人たちに、自分の想いを正直に話した時、私は素直に自分を表現してもいいんだと思えました。

自分の心にあった厚い殻が知らないうちに少しずつ消えていったのです。それぞれの形は違っても、皆さんも宮崎国際大学に入学して変わったことがあるのではないでしょうか?今日この場に立ちながら、大学時代、充実していたと感じている人。少し後悔をしている人。いろいろな人がいると思います。しかし、どんな形であれ、自分が選択したことや起こした行動と結果は決して無駄ではなく、成功・失敗に関わらず、いつの日かその経験が将来自分の背中を押してくれることになると信じています。

もうすぐ、新しい旅がスタートします。そして同時に、今、私たちは、とても不安定な世の中にいます。だからこそ、私はあえて、自分自身に、そして、皆さんに伝えたいことがあります。苦しい時には、苦しいと言っていい。助けが必要な時には助けてと言っていい。

大学を卒業したら、私たちはとんでもないプレッシャーを感じて、つまずいたり挫けそうになったりすることがまるで、人として誤った道を歩いているように感じる時があるかもしれません。 しかし、転ばないようにする必要はないのです。今までどおり、転んでも、また立ち上がればいいのです。日はまた昇ります。

そして、私たちには簡単ではなかった語学や専門教育領域と格闘し、乗り越えてきた強さがあります。私たちには地面を強く蹴って大きく前に進む力があり、人生という航海を漕ぎ進んでいくための資質や能力も高めてきました。私たちには過去や今を見つめ、未来を見据えていくための思考力や判断力があります。そして、私たちには相手を思いやり、強い意思を持って生きていくための心があります。

私たちは、この大学生活でそれらを身に付けることができました。それぞれの進む道は違っても、この場所で得た経験と思い出を糧に、これまで築いてきた絆を一層強め、これからの道を切り開いていくための出発式が今日この時です。これからの長い旅路の途中で出会うこともあるでしょう。その時は是非一緒に語り合い、絆を確かめましょう。

全体での式の後は各学部に分かれ、学位記授与、各種表彰、教育職員免許状伝達式を行いました。

皆様、ご卒業おめでとうございます。