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2018.05.15

国際教養学部講師 就任挨拶(安富 淳先生)

2018年4月から宮崎国際大学国際教養学部の教員になりました安富です。

私は、学部時代は、上智大学の比較文化学部(現在の国際教養学部)で4年間勉強しました。すべて英語で学び教員も学生も殆どが外国人という当時はまだ日本では珍しかった大学環境で学びました。授業は大変厳しく、ついていくのがやっとで、図書館が閉館するまで毎晩必至で勉強したのを覚えています。ですので、すべて英語で学ぶ宮崎国際大学の学生の皆さんがここでどのような発見や苦労をしているか、よくわかっているつもりです。

大学院(修士号)はイギリスのブラッドフォード大学平和学部で、国際安全保障を学びました。戦争はなぜ起こるのか、戦争をどのように終わらせるのか、人はなぜ何千年も戦い続けてきているのか、などのテーマの書籍をたくさん読み、世界各国からの留学生と国際情勢や紛争について熱く議論しました。この経験は、非常に貴重でした。議論をとおして自分の意見や考えを伝え、同時に相手の説明を聞きそれに答えるというやり取りを繰り返すうちに、新たな考えが生まれたり、これまでの自分の考えに間違いがあったことに気付かされたりしました。

その後は、ハンガリー、ポーランド、ベルギー、ブルガリア、ノルウェーなどのヨーロッパ各地を拠点に研究活動をしました。ヨーロッパにはたくさんの国があり、それぞれ独自の豊かで深い文化が魅力的な地域です。滞在中は、研究の傍ら、ヨーロッパの様々な場所を訪ね、絵画、音楽、文学、映画、料理そしてワインを堪能しました。日本に住んでいると、日本とより関係が深い米国やアジア諸国について学ぶことが多いですが、ヨーロッパが経験してきた数々の重要なことから私たちが学ぶべきことについても授業を通して学生たちに伝えることができたらと考えています。

2009年からは食料安全保障や開発支援を専門とする日本の国際NGOに勤務し、アフリカ南部のマラウィ、2010年に大地震があったハイチにそれぞれ滞在しました。また、平和構築を専門とする別の国際NGOでは、アフリカのケニアや南スーダンに何度も数週間滞在して支援に関する調査活動などを行いました。これらの赴任地では、食糧・自然災害・治安や紛争など自らの日々の安全に深刻な問題に直面しながら生きる人達に出会い、同時に、NGOを始めとする国際開発支援団体が抱える諸問題や開発支援の現状や課題について多くを学びました。

宮崎には、今回初めて滞在します。私にとって、ものの考え方も言葉も異なる宮崎はいわば外国です。(目下の私の最大の難題は宮崎弁です。学生の会話や大学内の会議が聞き取れず時々わかりません(笑))。宮崎にも、これまでの海外生活に負けない程の様々な発見と出会いを楽しみにしています。