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2019.05.30

国際教養学部教員William Hall 展覧会「That Syncing Feeling」開催のお知らせ

本学国際教養学部教員William Hallが行う展覧会「That Sycing Feeling」開催のお知らせです。お近くの方は是非足をお運びください。

この展覧会は、 空間的および知覚的経験の詩的な探究です。

人間の知覚プロセスは、意識的に制御できるものではなく、日常の生活で、明確に意識されることはありません。脳神経学や知覚心理学の研究によれば、人間が実際に体験していると理解する感覚と、実際に脳が体験している感覚は異なるといわれています。ということは、自分で認識している感覚というのは、脳が感じているわずか一部であって、実際は貧弱なものなのです。したがって、ある人が、「豊かな体験をした」と感じても、それは、実は単なる「大きな錯覚」にすぎないのです (Noe, 2002)。だからといって、たとえ自らの知覚経験の貧弱さを認識して、それを補おうとしても、実際に、なにか意識的に自発的にできるものでもありません。

私たちの認識の中にあるこのような欠点に注意を引くことに、どのような価値があるでしょうか。その行為は無意味なのでしょうか?しかし、その無意味なものの中から意味あるものを得ようと、向かい合うことで、日常の知覚的存在の表面下にあるものが見えてくるのではないでしょうか。