在学生・卒業生の声 VOICE

英語でリベラルアーツを学んだ本学国際教養学部の卒業生は、「どんな時代にも通用する知恵と教養」を武器に、世界各地で「しなやかに・たくましく・自由に」生きています。
今回は9期生(2006年3月卒業)の津田智史さん(現:国立大学法人 宮城教育大学 教育学部 講師 /山口県,野田学園高等学校出身)を紹介します。
MIC入学の決め手は全員必修の海外研修

高校時代は英語が好きで、海外に行きたいと思っていました。MICは2年時に必ず海外研修に行けるということでしたので、MICへの入学を決めました。

入学後は、すべて英語での授業に戸惑いつつも、小規模大学ならではのアットホームな雰囲気の中で、先輩や同輩、先生方と楽しく過ごすことができました。授業で毎日英語を耳にする環境、またプレゼンテーションなど、いかに自分の理解や得た知識を周りに発信していくかといった練習がおこなえる授業が多くあり、自然といろいろな力が身についていったと思います。その上で、MICでの学びを基礎に、新たな興味に向かっていく先輩や友人たちが多くおり、新たな夢、やりたいことを育てる環境がありました。大学生活では、私はサッカー部やバレー部、Peace Studies Group、地域言語研究会など、いろいろなサークルに参加しましたが、どのサークルでもメンバーが積極的に活動しており、私自身も触発され、いろいろな経験を得ることができました。

海外研修は、EnglandのLeeds Metropolitan University(現Leeds Beckett University)に行き、本場のfootballを観ながら、念願の海外を満喫しました。ホストとは現在でも誕生日やクリスマスにはカードを交換しており、私が向こうに行ったとき、彼が日本に来た時には旧交を温めています。

海外に出て「日本をもっと知りたい!」と思うように

さて、いざ海外に出て気づいたのは、自分の日本に関する知識のなさでした。なにか日本について学びたいと、海外研修後から思うようになりました。そのときに身近にあったのが、方言であり、ことばでした。山口県から宮崎県に大学進学のために移った私には、ことば・方言の違いはとても興味のひかれるものでした。大学のサークルである地域言語研究会で、宮崎県の離島における方言調査をおこなった経験もことばにひかれた要因の一つです。

 

日本語を究めるために大学院へ

卒業後は徳島県の徳島大学の大学院に進み、国語学、方言学の世界に飛び込みました。さらに、博士課程進学のため、2008年には宮城県にある東北大学大学院文学研究科に編入学をしました。無事学位を得てからは、東京の国立国語研究所の外来研究員として2年半過ごしました。そして、2015年の10月より宮城県の宮城教育大学に着任しました。現在は、教員を目指す大学生に、国語学のおもしろさを伝えるべく、奮闘しています。
研究テーマは日本語の文法であり、現代日本語や方言を対象に研究活動をおこなっています。英語からは離れてしまいましたが、MICでの経験は今でもしっかりと生きていて、私の研究に役立っていると思います。今後は、教育大学の利点を生かし、文法教育について考えていくことに加え、国語学・日本語学の成果を海外に発信していけるように努力をしていきたいですね。

MICの後輩たちへ!

大学生活は、長いようであっという間です。ぜひいろいろなことにチャレンジして、多くのことやもの、さまざまな人と触れ合ってください。やらないで後悔するよりも、やって後悔したほうがいい!失敗しても、後悔しても、次につながるものが得られれば、それは全部成功なのだと思います。知らない世界を恐れずに、新しいことを知るチャンスだと思って、一歩足を踏み出してみてください。きっと今まで見えなかったもの、知らなかったことに出会えますよ。

MIC時代もそうですが、私はいろいろな人との縁に恵まれてきました。MIC卒業後、徳島に行ったのも、宮城に移ったのも、東京に出られたのも、そのとき周りにいた人たちからの支えや後押しがあったからでした。人とのつながりは大きな力になると思います。みなさんも、ぜひ出会った人との縁を大切にしてください。

そうそう、関東では定期的にMIC卒業生が期の別を越えて集まったりしています。在学中、重なっていない先輩や後輩と出会える、いい機会です。みなさんとも、いつかお会いできますように!